2020年度
年間テーマ 「こころが満たされる」
子どもの幸せを願わない親はいないでしょう。親御さん、ご家族からあふれる程の愛情を注がれ、
満たされて成長する子どもは幸せです。しかし子どもをめぐる家庭や社会の状況は、厳しいものも
あるでしょうか。あふれるばかりの情報に囲まれ、正しい選択をするために、情報の中に身を置く
ような生活では、大人である私たちのこころのゆとりは生まれないでしょうか。
神さまは子どもたちだけでなく、全ての人を「かけがえのない存在」として愛しておられます。
私たちが意識して立ち止まり、本当に大切なものは何かを見極めて、子どもとともに過ごす時間、
向き合う時間を大切にしていきたいと思います。子どもの存在そのものをいとおしく思い、
子どもに注ぐ嬉しい幸せなまなざしは、子どもに安心と喜びを与えることでしょう。
そして乳幼児期の今、自分が認められ安心できる居場所で、どれほどじっくり関わってもらえたか、
話に耳を傾けてもらえたか、受け入れてもらえたかによって将来の人格形成の基盤である自己が
確立されていきます。
私たちのどのような関わりが子どものこころを満たしているか…、子どもを大切に見守りながら、
丁寧に向き合い、子どもが自分を信頼し、周りの人を信頼し、安心し、喜んで生きる乳幼児期を
過ごしていけるように、家族の皆さまと協力し合い、こころを繋いで励んで参りたいと思います。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
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